【参考資料】エネルギーの将来への視点

12月15日の勉強会で、エネルギーの今後をどう見るかという話題が出ました。
当日、説明をしませんでしたが、参考となる資料をご紹介します。

これは、2009年11月に開催された「持続可能な循環型農業のあり方」を考えるイベントの冒頭に中山がプレゼンしたもので、その趣旨は次のようなことです。

 

1.人類のこれまでの成長にはいずれ限界がくる

 ・近代文明の成長には、その基となるエネルギーが欠かせないが、

  化石燃料は有限であり、必ずその限界が来る。

 ・石油に代わる新たなエネルギーに期待が寄せられるが、

  天然ガスやシェールオイルなどにしても有限である。

 ・新種の化石燃料が発見開発されても、採掘コストは次第に高くなり、

  環境汚染も進むので、いずれ限界が来る

 

2.日本のエネルギー供給は極めて脆弱である

 ・自給率が極めて低い

 ・エネルギーの購入に20兆円レベルの金を支払っているが、

  近い将来にこの金額は増大していくらだろう

  (ちなみに、日本の輸出額は約60兆円、消費税5%は 10兆円相当)

 ・石油の輸送に関してもリスクがある

 

3.今後への視点をしっかり持つことが大切である

 ・ローマクラブが提唱した成長の限界は必ず来るであろう

 ・巨石文明で有名なイースター島が滅んだ轍を踏んではならない

 ・農業自給率はエネルギーを考慮すると、実は20%レベルでしかない

 ・低エネルギー社会に変革することが必要である。

なお、 この資料は農業系イベントに作ったものなので、次の視点を入れてません

★ 再生可能エネルギーへの転換

★ 地球温暖化防止

また、3年前のデータなので、その後のエネルギー情勢の変化などが入ってません。


近いうちに、「持続可能な農業とエネルギー」というコンセプトで作り直します。

 

 ↓ ファイルダウンロード ppt.  &  pdf.
 

エネルギーの今後をどう見るか ppt.版 20091123
「真実味を帯びてきたピークオイル」プレゼン 20091123.ppt.pps
Microsoft Power Point プレゼンテーション 2.4 MB
エネルギーの今後をどう見るか pdf..版
「真実味を帯びてきたピークオイル」プレゼン 20091123.pdf
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