10月21日(日)午後に
みんなで考えよう!『省エネ・新エネで街づくり』
を開催しました。
場所は、南相馬社会福祉協議会視聴覚室
参加したのは18名。
これからの視点を共有した後、皆で話し合って
どんな街にしたいかを考えました。
プログラム
■ パート1 「対話による想いの共有」 13:30~15:20
~ これからの視点を共有した後、
自由な雰囲気で皆の想いを重ね合います
◎ プレゼンター :中山 弘(えこえね南相馬)
◎ ファシリテーター :佐野 淳也
(地域活性化コーディネーター)
■ パート2 「想いをカタチにするには?」15:30~16:45
~ みんなの想いを実現するために具体的に何をするべきか、皆で考えます
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はじめに、研究会のねらいや この会にかける私たちの想いを共有します。
私たちは、原子力に依存しない安全・安心な街づくりを目指してます。
このためには、行政主体の取組みと同時に、住民自らも、暮らしやすい街づくりを目指して、省エネの推進、再生可能エネルギーの積極利用などに取り組んでいくことが大切と考えています。
エコ&未来エネルギー研究会南相馬は、このような住民活動を推進するための団体で、年内の設立を目指しています。
■私たちの想い■
◎ 復興がどんどん進んで欲しい
・ なんとかしたい気持ちはあるけど、自分でやるのは難しい
・ 行政はいろいろやってるけど、あんまり良く分からない
・ 外の企業が入ってるけど、地元の人や企業も関わりたい
◎ 再生可能エネルギーを復興のキッカケにしたい
・ 新たな産業になりそうだし、雇用にもつなげそう
・ 想いはあるけど、知識やノウハウがない
・ 目の前のことに精いっぱいで、先のことまで考えられない
◎ そろそろ街の将来のことも考えたい
・ この先の農業をどうしていくのか
・ 除染+農業再生+エネルギー でなにかできないのか
・ これからの街づくりをどうしていくか、みんなで考えたい
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具体的な活動として、第一に
エネルギーを上手に活かしながら
どんな暮らしをつくっていくか
みんなで考えていきます。
● ほんとうの豊かな暮らしとはなんだろう
● エネルギーの自産自消、地産地消
● コミュニティーのある暮らし
対話を通して、みんなの想いを共有します。
今回はこのためのイベントです。
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今年2月の南相馬ダイアログで
300名ほどの方からいただいた
「どんな未来にしたいですか?」の主なご意見は
☆希望の持てて皆の笑顔が絶えないまち
☆ 1人ひとりの願う幸福が実現可能な未来
☆ 子どもも大人もお年寄りもみんな元気な街
☆ 自然エネルギーだけで生きていける未来
☆ 子どもの可能性を伸ばせる社会
☆ 人と人が互いを思い合える世の中になって欲しい
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対話 ”2030年の暮らし” での主なメッセージは
◎ 故郷の良き文化を絶やすことなく、
次の世代に残していきたい。
◎ 汚染された大地を再生して暮らしを取り戻す。
◎ 農地や使っていない土地を利用して再エネ発電。
◎ こどもの笑顔を次世代へつなげていく。
◎ 先駆的老人社会の創出。
◎ 南相馬に住んでよかったと言える町に!
◎ 女性が声を上げていろんなことに参加していく街
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プレゼンテーション 全文(36ページ)は以下からダウンロードできます。
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プレゼンに続いては、佐野さんのファシリテーションで
これからどんな街にしたいか・・・の対話。
ワールドカフェ方式:カフェのようなオープンで
リラックスした雰囲気のなかの会話から創造的で
前向きな想いを共有する方法を用いて行いました。
最初のテーマは
『あなたは、この街を
どんな街にしたいと思いますか?』
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ワールドカフェ・トーク
まず、現状認識の共有から
● 農業をなんとか再生したい
● 風景を再生したい
● 農業だけでなく産業の充実をしたい
● 人口が減っているのをなんとかしたい
● 稲作を二年間休んだのは失敗
(セイタカアワダチソウに占領されて悲しい)
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どんな街にしたいか(1)
〇 自然の力を利用する(生活)シーンのあるまち
→エネルギー、土、農業、林業、漁業、教育、遊び
→ 四季折々の農作業ができる
〇 日本を変える先端の街にしたい
〇 皆でやることがたくさんある街
〇 カルチャー(文化)
ネイチャー(自然)
フューチャー(未来)
の三つが揃っているまち
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どんな街にしたいか(2)
〇 子どもたち、若い人が戻って来れる街
〇 震災前よりいいなと思える街
〇 閉塞感が亡くなる街
〇 子どもの声が聞こえる街
〇 地元の農作物が食べれる
このためになにをするか
〇 話合いの場をつくる
・小さいところから
・各行政区単位で意見を出し合って
・市民からも行政に提案する
〇 農業が出来る状態に戻す
・菜種、ひまわりの作付
・花卉等の園芸作物
〇 放射能被害による区分けを見直して農作物がつくれるようにする
〇 しまっている店舗等を開放して子どもの遊び場になれば良い
〇 外部の力も借り、新たな案、考え方で切り開いていく
どんな街にしたいか(3)
〇 若い人も来たくなる魅力のある街
芸術と野生/たくましさが共存する
Arty Jungle Town
〇 明るくオシャレな街
〇 ピンピンコロリの街=終の棲み家
そのためにどんなことをするか
〇 居久根(いぐね:屋敷林)を1/2
いぐねに代る断熱・遮熱・蓄熱構造
⇒ ”イグネータウン”
〇 医療福祉の充実
〇 みんなで想いを共有する
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ラウンド2
目指す街を実現するために、なにをしますか?
〇 全員参加型まちづくり
・引退した人たちの豊かな仕事づくりをする
〇 日本中、世界中の人たちとの共同作業
〇 学校、病院等の大きな建物の屋根にソーラー設置
〇 工業高校はパネルや風車、発電機の学習と研究開発
〇 南相馬の市民はなにかしら食べ物をつくっている
〇 お金、やる気を大切にする
〇 バカモノ、ヨソモノ、ワカモノを活かす
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対話ワークショップの感想
◎ いろんな人がいるから、
考え方がミックスされて発想が拡がる
◎ 外部の人が入っていると、
地元では気づかないことを再発見できる
◎ 女性の日常的な視点がもっと入ると良い
(現状はオヤジ中心になってる)
(チラシの言葉が固くて難しく感じる)
街の未来像について
◎ 主な方向性は一致している
◎ 具体的な取組みに発展させるために
継続した活動が大切だと思う
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今後も 「省エネ・新エネで街づくり」を考えるの集まりを継続していきます。
よろしくお願いします。
実施中のイベントは
ございません
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