えこえね南相馬「再エネ活用勉強会」第二回 [2013.1.19]

1月19日に、再エネ活用勉強会第二回を開催しました。

 

~再生可能エネルギーの地域利用に関する効果的な組織のあり方について、いくつかの選択肢を専門家からお話いただいた後、今後どのような取組みをしたらよいか、参加者たちみんなで意見交換をしました。

 

■プログラム 
 1.再エネ活用の効果的な組織運営 13:30~15:00

  ① 組織形態の方法論に対する考え方   13:30~14:00

   ・舩橋 晴俊 氏 (法政大学教授 サステイナビリティ研究教育機構長)

   ・廣瀬 学  氏     (法政大学 サステイナイビリティ研究教育機構 兼任研究員)

   ・平崎 崇史 氏  (ランドブレイン株式会社 環境・社会システムグループ研究員)

  ② 組織運営についての意見交換     14:00~15:00

 

 2.南相馬の市民発再エネ普及活動 15:10~16:15

  ①南相馬ソーラーシェアリングの概要説明 15:10~15:25

    ・ エコ&未来エネルギー研究会南相馬メンバー

  ②南相馬の進め方 意見交換          15:25~16:15

 

1.②組織運営に関する意見交換で出たご意見

 

◎一般社団+企業組合タイプ

 ・農家としてみると企業組合のほうがやりやすい

 ・20年間これで続けられれば良いが、難しいのではないか

 

 ・企業組合は雇用の創出が目的

 ・1/2以上が事業に従事することとなっているが、実現可能なのか?

  ⇒ お金集め、ノウハウ提供、コンサルティングなどを含めて

    ソーラー発電事業に従事という見方ができる

 

 ・一般社団法人が

  A:企業組合に入る場合 B:入らない場合 の二通りが考えられる

 ・一般社団と企業組合の役割と関わり方はどうなるか

 ・一般社団のノウハウを活かすプロセスを上手に考えたい

  

◎一般社団+株式会社タイプ

 ・なぜ一般社団を置くのか

  ~一定の公益性を出す

  ~通常の営利目的とは異なる意味合いを示す

  ~公益性を持った人たちが参画できる良さがある

  ~用地なし、資金なしの人も参画しやすい

  ~社団としての原資を集めやすい 

 

 ・株式会社は 

  意思決定のスピードを速くできる

  持ち株に応じて意思決定できるのが良さ

 

 ・一人一票の一般社団法人が上にいる場合

  意思決定が難しいのではないか

 ・声の大きな人の意見で決まってしまうリスクがある

   ⇒そうならないようなリーダーが必要

 

 ・株主総会は議題にないことも提案できるが、

  一般社団法人や分譲マンションの管理組合ではこれができない

 ・決議事項を定めるプロセスをどうするかが課題と感じる 

 

 ・地方では大きくなったからとりあえず株式会社という感覚もある

 ・株式会社は「利益追求」という整理の仕方には違和感がある

  ~利益追求だけでなく働く場などの目的を持っている

  ~隣人愛の実践という面もあり、地域社会に貢献したいという想いもある

 

 

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