9月1日(日)
再エネの里(奥村農園)の開所式及びNHK「
奥村農園のソーラーシェアリング設備は、昨年末から計画を進めて来ましたが、今年8月に着工し、えこえね南相馬メンバーをはじめとするボランティアの皆さんのご協力により完成しました。
上部の太陽光発電設備は発電容量 30KW、契約容量は 27.5 KWで東北電力に売電します。下部の農地では当面 菜種をつくり、菜種油として販売していきます。またブルーベリーの栽培も進める予定です。
8月初めから工事を始めましたが、今年は猛暑日が続いたので熱中症のリスクが高く早朝から柱を立てたり、気温の高い日を避けたり、雨に見舞われたり、いろいろと苦労がありました。
たくさんの方のご協力をいただきましてほんとうにありがとうございました。
えこえね南相馬にとっても今回の設置の経験とノウハウを今後に活かしていくつもりです。
以下は、工事中の写真です。
9月1日12:00からは開所式を行いました。
◎えこえね南相馬 安藤 副理事長
8月初めから建設に入り、いろいろ苦労はありましたが、一か月でやっと形になりました。
◎えこえね南相馬 高橋理事長
震災の後、いろんなことがありました。一時は人がかなり減って元通りになるのかならないかということもありましたけれども、子どもたちも含めてだんだん戻ってきています。そこに、この奥村農園のような今までになかったやり方を加えていくことで、前よりも良い街になることを願っています。
ここをキッカケとして、太田地区ひいては南相馬市の復興に繋がっていけたら良いと思っています。
◎奥村農園 えこえね南相馬 奥村理事
皆さまのご協力のおかげで完成することができました。ソーラーパネルは 250Wを120枚、発電容量は30 KWですが、契約は27.5KWで東北電力に売電するようになっています。
南相馬の農地は今のところほとんど活かされていません。そこをなんとかしたいと考えて、この取組を始めており、農家の皆さんの意欲につながってくれたら良いと思います。データも開示して南相馬の復興の足掛かりになれば幸いです。
■皆さんの挨拶のあと、
ソーラー発電施設の電源をONにしました。
奥村農園のソーラーシェアリングの架台は単管パイプを使っていますが、吊り橋のようにワイヤで支える構造を採用しているため、軽量コンパクトが特徴です。
(条件によってポールとワイヤの影ができますが、その影響も実証試験していきます)
9月1日13時からは、NHK「南相馬復興フォーラム」の収録がありました。
原発事故後の農業再生に取り組んでいる方たちを中心に、南相馬の住民の皆さん、相馬農業高校の生徒さんなど 30数名が参加されました。
奥村さんの説明に皆さん、熱心に聞き入っていました。高校生の若い皆さんにも関心を持っていただけて良かったです。 久しぶりに、再エネの里のジオラマも登場しました。
14時過ぎからは、ひばり学習センターに場所を移して、農業再生への取組みとこれからの街づくりをどうするかというグループ対話をやりましたが、えこえね南相馬の関係者も10人近く参加して活気ある場となりました。
理事の杉内さんから、太田地区の取組みや菜種栽培のお話があり、精製した菜種油で揚げたてんぷらを皆で試食しました。稲への放射性物質の移行を防ぐ様々な工夫の紹介もあり、被災地の農業の未来に希望を感じました。
グループ発表にも、再生可能エネルギーのことが取り上げられていて心強かったです。
この「南相馬復興フォーラム」の様子は
9月22日(日)午前 10:05~10:53 にNHK「復興サポート」の時間で放映される予定です。
よろしければご覧ください。
実施中のイベントは
ございません
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